ブルーバック(ブルースクリーン)が発生した時の対処方法

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ブルーバック(ブルースクリーン)が発生した時の対処方法

Windowsのブルーバック(ブルースクリーン)発生!
原因の特定から完全復旧まで徹底解説

突然画面が青くなり白い文字が表示されるブルースクリーン(BSoD)は、Windowsが深刻なエラーを検出したサインです。パニックになる前に、原因の特定と正しい対処方法を知りましょう。

1. ブルーバック(BSoD)とは何か

ブルーバック(Blue Screen of Death:BSoD)とは、Windowsが深刻なシステムエラーを検出したときに表示される青い画面のことです。「ブルースクリーン」「死のブルースクリーン」「BSOD」などとも呼ばれます。この状態になるとWindowsは強制的に停止し、エラーに関する情報を表示した後、自動的に再起動するか、再起動を待つ状態になります。

Windows 8以降のBSODには、悲しい顔の絵文字(😢)と「お使いのPCで問題が発生したため、再起動する必要があります」というメッセージが表示されます。Windows 7以前は白い文字が青い背景に英語で大量に表示される形式でした。どちらも根本的な意味は同じで、Windowsのカーネル(中核部分)が回復不可能なエラーを検出したことを示しています。

BSODが発生する原因は非常に多岐にわたりますが、大きく分けると「ソフトウェア(ドライバー・OS)の問題」と「ハードウェアの問題」の2種類があります。1回だけ発生してその後再現しないケースでは比較的深刻でないことが多いですが、繰り返し発生する場合は何らかのハードウェア障害が起きている可能性が高いです。

BSODが発生すると多くのユーザーは「ウイルスに感染した」「パソコンが壊れた」と思いがちですが、実際にはWindowsが自己防衛のために意図的に停止しているためデータへの直接ダメージは比較的少ないです。ただし繰り返し発生している場合や、ストレージに問題がある場合はデータが失われるリスクもあります。

:(

お使いのPCで問題が発生したため、再起動する必要があります。

エラー情報を収集しています。自動的に再起動します。

詳細については、後でこのエラーを検索できます: CRITICAL_PROCESS_DIED

2. 表示される主なエラーコードと意味

BSODが表示された際に画面に表示されるエラーコードは、問題の原因を特定する重要な手がかりです。主なエラーコードと原因を以下の表にまとめます。

エラーコード 主な原因 対処の方向性
CRITICAL_PROCESS_DIED Windowsの重要プロセスが予期せず終了 Windowsの修復、システムファイルチェック
PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA メモリエラー、ドライバーの問題 メモリ診断、ドライバー更新・削除
MEMORY_MANAGEMENT メモリ(RAM)の障害 メモリ診断、メモリの交換
IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL ドライバーやソフトウェアのメモリアクセス違反 最近インストールしたドライバー・ソフトの削除
SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION システムサービスが不正な例外を発生 ドライバー更新、Windowsアップデート
DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL ドライバーのバグ、非互換ドライバー 問題のドライバーを特定して更新または削除
NTFS_FILE_SYSTEM ストレージ(HDD/SSD)の問題、ファイルシステム破損 ディスクチェック、ストレージの診断・交換
KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR HDD/SSDの不良セクタ、メモリの問題 ディスクチェック、メモリ診断
WHEA_UNCORRECTABLE_ERROR CPUやGPU、マザーボードの重大なハードウェア障害 ハードウェアの診断、専門業者への依頼
BAD_POOL_CALLER / BAD_POOL_HEADER メモリ管理の問題、ドライバーの競合 最近追加したハードウェア・ドライバーの確認

⚠️ BSOD発生時に画面に表示されるエラーコードをスマートフォンで撮影しておくと、原因特定に大変役立ちます。再起動前に素早く記録しましょう。

3. ブルーバックが発生したときの最初の対処

BSODが発生したとき、まず落ち着いてエラーコードを確認・記録することが重要です。Windows 10/11では多くの場合、BSODが発生するとQRコードが表示され、スマートフォンで読み取ることで問題に関する詳細情報にアクセスできます。

初回発生の場合(まず様子見)

BSODが初めて発生した場合は、再起動後に正常に動作するかどうかを確認します。Windowsは一時的なエラーでもBSODを発生させることがあり、再起動後に問題なく使えることも珍しくありません。再起動後にWindowsが正常に立ち上がったら、以下の確認をおこないましょう。

  • 最近インストールしたソフトウェアやドライバーがないか確認
  • Windowsアップデートが完了しているか確認
  • パソコンが異常に熱くなっていなかったか確認
  • イベントビューアーでエラーログを確認
  • ウイルス対策ソフトでフルスキャンを実施

Windowsが再起動できない場合の対処

BSODが発生した後、Windowsが正常に起動できなくなった場合は、強制再起動を試みます。電源ボタンを長押ししてシャットダウンし、再起動を試みてください。それでもWindowsが起動できない場合は、セーフモードでの起動を試みましょう。

1
エラーコードを記録する

BSOD画面に表示されているエラーコード名(英字)をスマートフォンで撮影または書き留める。

2
自動再起動を待つか、電源ボタンで強制再起動

Windowsが自動再起動しない場合は、電源ボタンを5秒程度長押しして強制終了し、改めて起動する。

3
起動後にイベントビューアーで確認

スタートメニュー→「イベント ビューアー」を検索→Windowsログ→システムから直近のエラーを確認。

4
Windowsメモリ診断を実行

スタートメニューで「Windowsメモリ診断」を検索して実行。再起動後にメモリのチェックが自動でおこなわれる。

4. セーフモードでの起動と診断

BSODが繰り返し発生してWindowsが正常に起動できない場合は、セーフモードでの起動を試みましょう。セーフモードは必要最小限のドライバーとサービスだけでWindowsを起動するモードで、問題のあるドライバーやソフトウェアが原因の場合はセーフモードなら起動できることがあります。

セーフモードの起動方法(Windows 10/11)

パソコンを起動またはBSOD後の再起動時に、起動中にF8キーを押し続けるか、電源ボタンで3回連続して起動を中断することで「Windowsの回復環境(WinRE)」に入ることができます。WinREでは「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」→「再起動」を選択し、再起動後にF4キー(セーフモード)またはF5キー(ネットワークありのセーフモード)を押します。

セーフモードで起動できた場合は、以下の操作をおこないましょう。最近インストールしたソフトウェアやドライバーを削除し、デバイスマネージャーでエラーのあるデバイスを確認します。また、セーフモードでも起動できない場合は、ハードウェアの問題が強く疑われます。

5. ドライバーの問題による対処方法

BSODの原因としてもっとも多いのは、デバイスドライバーの問題です。特に「DRIVER_IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」や「IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL」「SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION」といったエラーコードが出る場合は、ドライバーが原因である可能性が高いです。

問題のあるドライバーを特定する

BSODが特定の操作(例:Wi-Fiに接続したとき、プリンターを使ったとき)のたびに発生する場合は、その操作に関連するデバイスのドライバーが問題である可能性があります。イベントビューアーやBlueScreenViewなどのフリーソフトを使うと、BSODを引き起こしたドライバーファイル名を特定できることがあります。

ドライバーの更新・ロールバック

デバイスマネージャーを開き(Windowsキー+X→デバイスマネージャー)、問題のあるデバイスを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。逆に最近ドライバーを更新した後にBSODが発生するようになった場合は、「ドライバーを元に戻す」(ロールバック)を選択して以前のバージョンに戻しましょう。

また、グラフィックカード(GPU)のドライバーは特にBSODの原因になりやすいため、NVIDIAやAMD、IntelなどGPUメーカーの公式サイトから最新ドライバーをダウンロードしてインストールすることをおすすめします。

最近インストールしたソフト・ドライバーを削除

BSODが発生し始めた時期と前後して新しいソフトウェアやハードウェアを追加した場合は、それが原因の可能性があります。コントロールパネル→プログラムのアンインストールから、最近追加したプログラムを削除してみましょう。セキュリティソフトが原因になることもあります。

6. メモリ(RAM)の問題による対処方法

「MEMORY_MANAGEMENT」「PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA」「KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR」といったエラーが発生する場合は、メモリ(RAM)の問題が疑われます。

Windowsメモリ診断ツールの使用

スタートメニューで「Windowsメモリ診断」を検索して実行します。「今すぐ再起動して問題を確認する」を選択すると、再起動時にメモリの診断がおこなわれます。診断結果はWindowsへの再ログイン後にイベントビューアーから確認できます(システムログで「MemoryDiagnostics-Results」を検索)。

より詳細な診断にはフリーソフト「Memtest86+」が有効です。USBメモリに書き込んでUSBから起動することでOSとは独立した環境でメモリを徹底的に検査できます。長時間(2〜8時間程度)のテストを推奨します。エラーが1つでも出た場合はメモリに問題があります。

メモリの物理的な対処

メモリの接触不良が原因の場合は、第5章で述べたようにメモリを抜き差しすることで改善することがあります。また、複数のメモリスロットが搭載されている場合は、メモリを1枚ずつ差し替えて起動することで問題のあるメモリを特定できます。診断でメモリに問題が確認された場合は、メモリの交換が必要です。

7. ストレージ(HDD/SSD)の問題による対処方法

「NTFS_FILE_SYSTEM」「KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR」などのエラーコードや、Windowsが頻繁にフリーズしてBSODになる場合は、HDD・SSDの問題が考えられます。

CHKDSKによるディスクチェック

コマンドプロンプトを管理者として実行し、「chkdsk C: /f /r」と入力してEnterキーを押します。Cドライブにはシステムが入っているため「次回の起動時にスキャンをスケジュールしますか」と聞かれます。「Y」を入力してEnterを押した後、パソコンを再起動すると起動時にディスクチェックがおこなわれます。このチェックには数十分〜1時間以上かかる場合があります。

S.M.A.R.T.情報の確認

HDD/SSDには「S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology)」という自己診断機能があります。「CrystalDiskInfo」などの無料ソフトを使うことで、ドライブの健康状態を確認できます。「注意」や「異常」が表示されている場合は、ドライブが寿命に近づいているか既に問題が発生しています。この場合は早急にデータのバックアップをおこない、ドライブの交換を検討してください。

🚨 ストレージに「異常」の表示がある場合は通電を繰り返すとデータが完全に失われる危険があります。すぐにデータのバックアップか専門業者への相談をおすすめします。

8. Windowsの修復・再インストールによる対処

ハードウェアに問題がなく、ソフトウェア(OS)の問題が疑われる場合は、Windowsの修復ツールを使用します。

システムファイルチェッカー(SFC)の実行

コマンドプロンプトを管理者として開き、「sfc /scannow」と入力して実行します。これによりWindowsのシステムファイルの破損を検出し、自動的に修復されます。修復後に再起動して状態を確認してください。

DISMコマンドの実行

SFCで問題が解決しない場合は、DISMコマンドも試みましょう。コマンドプロンプト(管理者)で「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」を実行します。Windowsの更新サーバーから正常なシステムファイルを取得して修復します。インターネット接続が必要です。

Windowsの「この PC を初期状態に戻す」機能

設定→更新とセキュリティ(Windows 10)または設定→システム→回復(Windows 11)から「この PC を初期状態に戻す」を選択できます。「ファイルを保持する」オプションを選ぶと個人のデータを残したままWindowsを再インストールできます。ただし、アプリケーションは削除されます。

9. ブルーバックが繰り返し発生する場合

BSODが週に何度も、または毎日のように発生する場合は、何らかのハードウェア障害が起きていることが強く疑われます。以下のような原因が考えられます。

  • HDDの不良セクタの増加・機械的障害の進行
  • SSDの寿命(書き込み限界への到達)
  • メモリモジュールの物理的な障害
  • CPUやGPUのオーバーヒート(冷却システムの劣化)
  • マザーボードのコンデンサーや回路の劣化
  • 電源ユニットの劣化による不安定な電力供給(デスクトップPCの場合)

このような場合は自己対処の限界を超えていることが多く、専門業者による診断が必要です。特に大切なデータが保存されている場合は、まずデータのバックアップを優先してから修理の検討をおこなってください。

10. データ保護と専門業者への相談

BSODの対処をおこなう際、常に「データの保護」を最優先に考えることが重要です。以下の点に注意してください。

  • BSODが繰り返す場合は通電回数を最小限に抑える
  • 可能であれば外付けHDD・クラウドへのバックアップを実施
  • ディスクの状態が「異常」の場合は修理より先にデータ救出を
  • 再インストールや初期化は最終手段として最後に検討
  • BSODの原因が特定できない場合は無闇に操作しない

ブルーバックが繰り返し発生してお困りの方、データが心配な方はTeraWinにご相談ください。
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最終更新日:2025年6月 執筆:TeraWin パソコン修理スタッフ

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